わきが・多汗症手術について

わきが・多汗症手術・治療について

まず問診とガーゼ検査で腋臭症であるか診断します。患者様のライフスタイル(学校や仕事の内容など)や希望などをお聞きして生活指導や治療を選択します。

主なワキガ・多汗症治療の治療方法

  • 制汗剤
  • ボツリヌス療法(注射)
  • 剪除法(ワキガのみ保険適応)
  • 自費手術(ワキガ・多汗症)
  • ミラドライ(ワキガ・多汗症)※姉妹院で実施

手術:剪除法について

当院では、わきが手術療法について皮弁法(剪除法、反転剪除法)を採用しています。 わきの下の中央部をシワに沿って4~5cm程度切開し皮膚を剥離、ハサミを使ってアポクリン汗腺を目で確認しながら一つ一つ丁寧に取り除いていきます。わきが治療では最も採用されている術式になります。また、このわきが手術療法を受けられる患者様にご留意していただくことは、手術当日と翌日に安静が保てる日程を組んでいただくことです。合併症の中で一番多いのは術後出血に伴う血腫です。これは術後早期に起こるので術後3~4日間は特に注意が必要になります。この期間を乗り切るとその後は日常生活を普通にしていただいても順調に傷が回復される方がほとんどになります。

剪除法、反転剪除法のメリット

当院のわきが手術の流れについて

医師またはクリニックによって腋臭症手術の方法に差異はありますが、当院では以下のように行っています。

マイクロウェーブの力で汗腺を破壊

問診とガーゼテストで「腋臭症」と診断され、わきが手術を受けることを希望される場合には「術前の血液検査」を行います。 これは肝機能、腎機能、感染症、凝固機能、血球などの一般的な術前スクリーニング(適格検査)です。血液検査の結果は3~4日で出ますので、わきが手術はその後となりますが採血時に手術日の予約を取ることも可能です。わきが手術当日の注意事項、服装、術後の注意、術後の通院日程などはこの時に説明いたします。

手術

わきが手術に対して緊張される方が少なくないですが、中学生の年齢の方でも十分耐えられるほどなので、さほど心配されることはありません。最初の麻酔注射が少しチクチクしますが、術中は痛みを感じません。 手術は「局所麻酔」のみで行いますので終了後すぐに帰宅していただけます。但し、腋の圧迫固定をしますので当日は車の運転はできません。自転車に乗ることも控えてください。抗生剤、鎮痛剤、止血剤、胃薬などの薬が処方されます。早めに内服されると痛みが軽くなります。個人差はありますが、通常麻酔が切れた後の痛みは強くありません。薬で十分我慢できる程度のものです。

術後

術後に、わきを綿とガーゼで4日程度圧迫します。抜糸は10~14日くらいが目安です。胸から下のシャワーであれば、翌日から可能です。 わきが手術をした当日は、横になる必要はありませんが「安静」が必要です。仕事をしたり、重いものを持ったり、長い距離を歩くのはお避けください。主婦の方は小さなお子さんを抱えたり、洗濯物の上げ下ろしなどはしないようにしてください。 わきが手術の翌日以降は、決められた通院を行ってください。傷が治癒した後は1ヶ月目と3ヶ月目に1回ずつ通院していただきます。傷跡の状態と腋臭に対する効果を見るためです。術後約4~5ヶ月の時点で問題がなければ終了となります。 また、ケロイド体質などで傷跡(瘢痕)が目立つ人もいます。その場合傷跡形成の手術を行うこともできます。 術後の経過で心配な点や質問があれば遠慮なくお尋ねください。手術終了後も気になることがあればいつでも診察に来てください。

ワキガ・多汗症治療の料金

剪除法
保険適応の場合
3割負担
約20,000円
ボツリヌス療法 韓国製39,600円
アラガン社46,200円

わきが・多汗症について詳しく

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