当院で処方するニキビ外用薬

毛穴に詰まった皮脂を除去・排出する作用があります。ニキビ、ニキビ周囲(ニキビ跡も含めて)小範囲から始めて広範囲に外用していきます。(1日1回 夜)

いずれも抗菌薬でニキビの炎症を抑える作用です。ニキビができている部位に外用(1日2回 朝・夜)

ディフェリンなどによる外用薬の刺激症状を抑える作用。顔全体に外用(刺激症状に応じて外用量、外用回数を増やしてください)

注意事項

ディフェリン・ベピオ・エピデュオ・デュアックは薬剤の特性上、ほとんどの方に刺激症状(乾燥・ひりつき感・赤み・かゆみなど)が起こります。刺激症状を緩和させるため、保湿剤を併用しながら治療していきます。
※ディフェリン・ベピオ・エピデュオ・デュアックは妊娠中、授乳中は使用できません。
※漂白作用があるため衣類などにつかないように気を付けてください。

外用期間

ニキビが治っても(良くなっても)、夜の《ディフェリンなどの外用薬》は毎日・6ヶ月以上継続してください。《ディフェリンなどの外用薬》を長く外用し続ける事で、ニキビの出来にくい環境を作ってくれます。

刺激症状が強い場合

保湿剤を多く外用して外用回数を増やしても、まだ刺激症状が強い場合は、一旦、《ディフェリンなどの外用薬》の外用を中止してください。中止後は保湿剤でしっかり保湿してください。中止後、あまり改善しないようであれば受診してください

美容治療を併用する場合

美容治療を受ける場合には、美容治療前後の3日間は《ディフェリンなどの外用薬》を中止してください。

ディフェリン外用方法

外用イメージ

※ディフェリンは塗る範囲を日を追うごとに広げてください。

炎症性のニキビ(白ニキビ)が出来ている時

ニキビが治まってきた時(夜のディフェリンは継続してください)

よくある質問

顔のニキビ

思春期にできるニキビの好発部位です。また、シャンプーやコンディショナー、あるいは整髪料が悪化の原因になっている場合があります。

赤み、皮むけ、かゆみが強くて我慢できない場合はどうしたらいいですか?

塗る量を減らすか、保湿剤を塗ってください。口周り・目周り・首などよく動く部位は皮がむけやすく、刺激症状が最も出やすい場所です。口周り、目周り・首などは避けて塗ってください。逆にTゾーンはあまりむけにくい場所です。外用中に口周り・目周り・首に刺激症状がでる場合は間接的(髪の毛・手指等)に付着している可能性が高いので気を付けましょう。

どうしても日差しの強い場所に行かないといけない場合はどうしたらいいですか?

治療中は角質が薄くなり、太陽の刺激に弱い状態です。必ず日焼け止めを塗り、2-3時間おきに塗りなおしていただくことをオススメします。ウォータープルーフタイプのしっかりとした日焼け止め効果のあるものを使用してください。

顔以外の場所に塗ってみても大丈夫ですか?

傷口や粘膜以外であれば特に問題はありませんが、試しに部分的に塗ってみて、反応が出るか確認してから広げて外用していくのが良いと思われます。特に首などは、かゆみが出やすく、合う合わないがはっきりと分かれます。

刺激症状にどうしても慣れない場合は?

効果は落ちますが、就寝前に外用薬を塗布していただき、10~20分間放置します。その後、外用薬を洗い流し、保湿剤を塗って保湿をしてください。

額のニキビ
額のニキビは思春期にできるニキビの好発部位です。 シャンプーやコンディショナーのすすぎ落としが不十分だったり、整髪料の過剰な油分が毛穴を塞ぎ、ニキビを誘発させる可能性があります。前髪の接触刺激によって炎症を起こす場合もあるので、毛先が患部に触れないよう注意することも必要です。

鼻のニキビ
鼻は皮脂腺が多く集まっている部位なので、皮脂の分泌量が多く、皮脂詰まりの可能性が高くなります。ニキビが出来てしまうと、炎症を伴う赤ニキビに発展しやすいです。

鼻下のニキビ
シェーバーやメイク道具などに付着しているアクネ菌・雑菌による外的要因、乾燥肌、あるいはホルモンバランスの乱れによってできます。ヒゲ剃りなどで使うシェーバーは常に清潔に保つようにしてください。ホルモンバランスの乱れは生活習慣を見直し、ニキビの予防を心がけてください。

頬のニキビ
枕やクッション、マスク、メイク道具、シェーバーなどについてしまったアクネ菌や雑菌などによる反復感染が原因の可能性があるため、シーツ・タオルケットの洗浄・洗濯は毎日おこなってください。また、シェーバーやメイク道具の使い回しもやめてください。乾燥肌やホルモンバランスの乱れでもニキビはできるため、生活習慣を見直し、ニキビの予防を心がけてください。悪化すると非常に目立ってしまう場所なので、炎症が起きないように予防していきましょう。

フェイスラインのニキビ
繰り返しできて、非常に治りが悪い、20代以降の大人にできやすいニキビです。炎症後色素沈着が長く残りやすい部位でもあります。フェイスラインのニキビは乾燥肌によりバリア機能の低下が原因の1つと言われています。毛髪による刺激やホルモンバランスの乱れでもニキビはできるため、生活習慣を見直し、ニキビの予防を心がけてください。

胸部・背部・肩のニキビ
不衛生な衣服などに付着している雑菌による外的要因、摩擦などによる乾燥肌、あるいはホルモンバランスの乱れによって、20代以降の大人にできやすいニキビです。原因の多くはマラセチア菌(真菌)によるものでマラセチア毛包炎といいます。マラセチア菌は高温・多湿を好むため、汗をかいたシャツや蒸れた状態の不衛生な状態で悪化していきます。シャツの交換などはこまめに行ってください

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