
ニキビ(尋常性ざ瘡)は思春期の男女の顔面、胸背部に好発します。皮脂腺は毛穴の中に皮脂を分泌しますが、角質や汚れで毛穴が詰まると分泌された皮脂が過剰に貯留してしまい面皰とよばれる白いブツブツができてしまいます。面皰のアクネ菌が炎症を引き起こすと、赤くなったり、化膿して膿が溜まったりします。慢性化すると茶色く色素沈着となり、なかなか消えないニキビ跡やクレーターになってしまいます。
原因は思春期、遺伝的要素、脂質代謝異常、食事、生活習慣(洗顔、入浴、化粧)、ストレスなどの多数の原因が影響しています。副腎皮質ホルモン剤(ステロイド)の内服、外用、点滴、経口避妊薬、結核薬などもニキビの原因となることがあります。

①正常な肌:皮脂腺では皮脂がつくられ、毛穴を通って分泌されます。肌の表⾯を覆い、肌を健康な状態に保ちます。アクネ菌も常在菌として存在します。

②炎症のないニキビ:毛穴がつまり、皮脂が排出されていない状態です。白色や黒色に見えます。ニキビの原因となるアクネ菌は皮脂を好み酸素を嫌うため、増えるのに好都合な環境となります。

③アクネ菌の増殖:毛穴の中で増えたアクネ菌が炎症をおこす物質をよびよせ、炎症が起こります。

④炎症のあるニキビ:ニキビの内容物が周囲に広がり、悪化します。

思春期にできるニキビの好発部位です。また、シャンプーやコンディショナー、あるいは整髪料が悪化の原因になっている場合があります。
鼻は皮脂の分泌量がもっとも多い部位です。思春期ニキビの好発部位です。20代以降の大人にも鼻ニキビはできます。
シェーバーやメイク道具などに付着しているアクネ菌・雑菌による外的要因、乾燥肌、あるいはホルモンバランスの乱れによってニキビができる部位なので、どの年代の方にも鼻下ニキビはできます。
寝具やメイク道具などに付着しているアクネ菌・雑菌による外的要因、乾燥肌、あるいはホルモンバランスの乱れによってニキビができる部位なので、どの年代の方にも頬ニキビはできます。
乾燥肌、あるいはホルモンバランスの乱れによって、20代以降の大人にできやすいニキビです。炎症後色素沈着が長く残りやすい部位です。
不衛生な衣服などに付着している雑菌による外的要因、摩擦などによる乾燥肌、あるいはホルモンバランスの乱れによって、20代以降の大人にできやすいニキビです。原因の多くはマラセチア菌(真菌)によるものでマラセチア毛包炎といいます。
額のニキビ
額のニキビは思春期にできるニキビの好発部位です。 シャンプーやコンディショナーのすすぎ落としが不十分だったり、整髪料の過剰な油分が毛穴を塞ぎ、ニキビを誘発させる可能性があります。前髪の接触刺激によって炎症を起こす場合もあるので、毛先が患部に触れないよう注意することも必要です。
鼻のニキビ
鼻は皮脂腺が多く集まっている部位なので、皮脂の分泌量が多く、皮脂詰まりの可能性が高くなります。ニキビが出来てしまうと、炎症を伴う赤ニキビに発展しやすいです。
鼻下のニキビ
シェーバーやメイク道具などに付着しているアクネ菌・雑菌による外的要因、乾燥肌、あるいはホルモンバランスの乱れによってできます。ヒゲ剃りなどで使うシェーバーは常に清潔に保つようにしてください。ホルモンバランスの乱れは生活習慣を見直し、ニキビの予防を心がけてください。
頬のニキビ
枕やクッション、マスク、メイク道具、シェーバーなどについてしまったアクネ菌や雑菌などによる反復感染が原因の可能性があるため、シーツ・タオルケットの洗浄・洗濯は毎日してください。また、シェーバーやメイク道具の使い回しもやめてください。乾燥肌やホルモンバランスの乱れでもニキビはできるため、生活習慣を見直し、ニキビの予防を心がけてください。悪化すると非常に目立ってしまう場所なので、炎症が起きないように予防していきましょう。
フェイスラインのニキビ
繰り返しできて、非常に治りが悪い、20代以降の大人にできやすいニキビです。炎症後色素沈着が長く残りやすい部位でもあります。フェイスラインのニキビは乾燥肌によりバリア機能の低下が原因の1つと言われています。毛髪による刺激やホルモンバランスの乱れでもニキビはできるため、生活習慣を見直し、ニキビの予防を心がけてください。
胸部・背部・肩のニキビ
不衛生な衣服などに付着している雑菌による外的要因、摩擦などによる乾燥肌、あるいはホルモンバランスの乱れによって、20代以降の大人にできやすいニキビです。原因の多くはマラセチア菌(真菌)によるものでマラセチア毛包炎といいます。マラセチア菌は高温・多湿を好むため、汗をかいたシャツや蒸れた状態の不衛生な状態で悪化していきます。シャツの交換などはこまめに行ってください
保険適応で認可されている外用薬は「アダパレン・過酸化ベンゾイル」などがあります。最初は刺激を強く感じたり、ひりつき、赤み、乾燥などの症状が出ます。外用薬を継続することで徐々にお肌が慣れてきます。内服薬は漢方薬や抗生剤、ビタミン剤などを症状に合わせて処方していますが、あくまで外用薬が治療の主体となります。

保険適応で認可されているニキビの光線療法として「アイクリア」があります。ニキビ治療に効果的なブルーライトを含んだ光を照射することでニキビを減らす事ができます。治療は10分前後の照射が目安となります。1回の治療では効果実感を得ることは難しく、複数回の治療をお勧めしております。1~2回/週(4~8回/月)を1クールとしております。痛みや刺激などはないので気持ちよく補助療法として最適です。
ニキビの美容治療には『ピーリング』・『レーザーフェイシャル』・『ダーマペン4』・『ウーバーピール』・『ジュベルック水光注射』なども行っております。